看護・医療の略語辞典
現場でよく使う略語270語を、略語・日本語・読み方から調べられます。
バイタル・観察18語
- BMI体格指数体重(kg)÷ 身長(m)の2乗で求める、やせ・肥満の目安。
- BP血圧心臓から送り出された血液が血管の壁を押す力。収縮期血圧(上)と拡張期血圧(下)で表す。
- BT体温体の温度。ドイツ語由来の「KT」と書く施設もある。
- BW体重体の重さ。
- CRT毛細血管再充満時間爪を数秒押して離したあと、色が戻るまでの時間。末梢の血の巡りの目安になる。
- dBP拡張期血圧心臓が広がって血液をためているときの血圧。いわゆる「下の血圧」。
- GCSグラスゴー・コーマ・スケール開眼(E)・言葉の反応(V)・運動の反応(M)の合計で意識を評価する方法。3〜15点で、低いほど重い。
- HR心拍数1分間に心臓が拍動する回数。心電図モニターや血圧計で表示される。
- I/O水分出納(イン・アウト)体に入った水分(食事・飲水・点滴)と出た水分(尿・便・ドレーンなど)の量の記録。
- JCSジャパン・コーマ・スケール日本でよく使われる意識レベルの評価法。刺激なしで覚醒(1桁)、刺激で覚醒(2桁)、刺激でも覚醒しない(3桁)に分ける。「3-3-9度方式」とも呼ばれる。
- NRS数値評価スケール痛みを0(痛みなし)〜10(考えられる最悪の痛み)の数字で答えてもらう評価法。
- PR脈拍数1分間に動脈で触れる脈の回数。橈骨動脈(手首)で測ることが多い。
- RR呼吸数1分間の呼吸の回数。胸やお腹の動きを見て数える。
- SaO2動脈血酸素飽和度動脈血を採って測る、血液中の酸素の割合。血液ガス検査で調べる。
- sBP収縮期血圧心臓が縮んで血液を送り出すときの血圧。いわゆる「上の血圧」。
- SpO2経皮的動脈血酸素飽和度パルスオキシメーターで指先などから測る、血液中の酸素の割合(%)。
- VAS視覚的アナログスケール10cmの線の上に、痛みの強さを印で示してもらう評価法。
- VSバイタルサイン生命の状態を表す基本の指標。一般に血圧・脈拍・呼吸・体温を指し、意識レベルやSpO2を含めることも多い。
記録・指示・その他24語
- c/o〜の訴え本人が訴えている症状を書くときに使う。「c/o 腹痛」など。
- CCU冠疾患集中治療室心筋梗塞など、心臓の病気の重症患者を見る集中治療室。
- Do前回と同じ「前回と同じ」という意味。「Do処方」は前回と同じ内容の処方。
- Dr医師医師のこと。「主治医」はDr.の前に「主」をつけて書くこともある。
- Ent退院退院のこと。ドイツ語由来の言い方。
- ER救急外来救急の患者を受け入れて初期治療を行う部門。
- f/u経過観察様子を見ながら、引き続き状態を確認していくこと。
- HCU高度治療室ICUと一般病棟の中間の重さの患者を見る病棟。
- ICインフォームド・コンセント病状や治療について十分な説明を受け、本人が理解・納得したうえで同意すること。
- ICD国際疾病分類WHOが定めた、病気や死因の国際的な分類。
- ICU集中治療室重症の患者を集中的に治療・管理する病棟。
- n.p.特記事項なし特に問題となる所見がないこと。
- NICU新生児集中治療室早産児や病気の新生児を集中的に治療する病棟。
- NPO絶飲食口から何も入れない(食べない・飲まない)という指示。
- Ns看護師看護師のこと。
- Op手術手術のこと。「術前」「術後」はそれぞれ「Op前」「Op後」と書かれることもある。
- prn必要時・頓用「必要なときに」という意味。痛いとき・眠れないときなどに使う薬(頓服)の指示に使う。
- Pt患者患者のこと。
- r/o除外(診断)その病気かどうかを確かめて、違うと除外する必要があること。
- Rp処方「処方せよ」という意味のラテン語に由来する、処方の記号。
- s/o〜の疑いまだ確定していないが、その病気が疑われること。
- SBARエスバー(報告の型)医師などに報告するときの型。S(状況)・B(背景)・A(評価)・R(提案・依頼)の順に伝える。
- SOAPソープ(記録の形式)記録を、S(本人の訴え)・O(観察や測定の事実)・A(評価・判断)・P(計画)に分けて書く方法。
- WNL正常範囲内検査値や所見が正常の範囲内であること。
介護・在宅・職種17語
- ACPアドバンス・ケア・プランニング(人生会議)これからの医療やケアについて、本人の希望を家族や医療者と前もって話し合い、共有していく取り組み。
- ADL日常生活動作食事・排泄・入浴・着替え・移動など、毎日の生活に欠かせない基本的な動作。
- BIバーセル・インデックス食事・移乗・トイレ・入浴など10項目で、ADLを0〜100点で評価する方法。
- CM介護支援専門員(ケアマネジャー)介護保険のサービスを組み合わせたケアプランを作り、事業所との調整をする専門職。
- CW介護職員(ケアワーカー)介護を行う職員。介護福祉士を指すこともある。
- DCデイケア(通所リハビリ)日中に施設へ通い、リハビリを中心としたサービスを受けるもの。精神科デイケアもある。
- DNAR心肺蘇生を行わない指示心臓や呼吸が止まったときに、心肺蘇生(CPR)を行わないという指示。以前は「DNR」と呼ばれていた。
- DSデイサービス(通所介護)日中に施設へ通い、入浴・食事・レクリエーションなどを受ける介護保険のサービス。
- FIM機能的自立度評価法運動と認知の18項目を7段階で評価し、介助の量を点数化する方法。リハビリでよく使う。
- GHグループホーム少人数で共同生活を送る住まい。認知症の人のためのもの、障害のある人のためのものがある。
- IADL手段的日常生活動作買い物・料理・服薬管理・お金の管理・電話など、ADLより複雑な生活の動作。
- MSW医療ソーシャルワーカー病院で、退院後の生活・お金・制度などの相談に乗る専門職。
- OT作業療法士食事・着替え・家事など、生活の中の動作や活動の回復を支援するリハビリの専門職。精神科でも活動の支援を行う。
- PT理学療法士起き上がる・立つ・歩くなど、基本的な動作の回復を支援するリハビリの専門職。
- QOL生活の質その人らしく、満足して暮らせているかという生活の質。
- SSショートステイ(短期入所)介護が必要な人が、数日から数週間、施設に泊まって介護を受けるサービス。
- ST言語聴覚士話す・聞く・飲み込むことの障害に対してリハビリを行う専門職。
呼吸11語
- ARDS急性呼吸窮迫症候群肺炎や敗血症などをきっかけに、肺に急に強い炎症が起こり、重い呼吸不全になる状態。
- AsP誤嚥性肺炎食べ物・唾液・胃の内容物などが気管に入り(誤嚥)、起きる肺炎。
- COPD慢性閉塞性肺疾患主に長年の喫煙によって、気道や肺に慢性的な炎症が起き、息を吐きにくくなる病気。
- CPAP持続陽圧呼吸療法眠っている間にマスクから一定の圧の空気を送り、気道がふさがるのを防ぐ治療。主に睡眠時無呼吸症候群で使う。
- HOT在宅酸素療法自宅で酸素濃縮器や酸素ボンベを使い、酸素を吸入する治療。
- IP間質性肺炎肺の壁(間質)に炎症や線維化が起こり、肺が硬くなって酸素を取り込みにくくなる病気。
- NPPV非侵襲的陽圧換気気管切開をせずに、マスクを使って呼吸を補助する人工呼吸の方法。
- O2酸素酸素のこと。「O2 2L」は酸素を1分間に2リットル流しているという意味。
- Pn肺炎肺に細菌やウイルスなどが感染し、炎症が起きる病気。
- SAS睡眠時無呼吸症候群眠っている間に呼吸が何度も止まったり浅くなったりする病気。いびきや日中の強い眠気が出る。
- TPPV気管切開下陽圧換気気管切開をして、そこから人工呼吸器で呼吸を補助する方法。
循環器25語
- AAA腹部大動脈瘤お腹の大動脈がこぶのようにふくらむ病気。破裂すると命にかかわる。
- AED自動体外式除細動器音声の指示に従って、心臓に電気ショックを与える機器。一般の人も使える。
- AF心房細動心房が細かくふるえ、脈が不規則になる不整脈。血のかたまり(血栓)ができやすく、脳梗塞の原因になる。
- AFL心房粗動心房が規則正しく、とても速く動く不整脈。
- AMI急性心筋梗塞心臓に血液を送る冠動脈が詰まり、心筋が壊死する病気。「MI」とも書く。
- AP狭心症冠動脈が狭くなり、心臓に一時的に血液が足りなくなって胸の痛みや圧迫感が起こる病気。
- ASO閉塞性動脈硬化症動脈硬化で主に足の動脈が狭くなり、血流が悪くなる病気。歩くと足が痛くなり、休むと治まることがある。
- AVB房室ブロック心房から心室への電気の伝わりが遅れたり途切れたりする状態。
- BLS一次救命処置心肺蘇生とAEDの使用など、特別な器具がなくても行える基本の救命処置。
- CABG冠動脈バイパス術体の別の血管を使って、詰まった冠動脈の先に血液が流れる迂回路を作る手術。
- CHFうっ血性心不全心臓のポンプの働きが弱まり、体や肺に水がたまる(うっ血する)状態。現在のガイドラインでは単に「心不全(HF)」と呼ぶことが多い。
- CPA心肺停止心臓と呼吸が止まっている状態。
- CPR心肺蘇生法心臓や呼吸が止まった人に、胸骨圧迫や人工呼吸を行って命をつなぐ方法。
- DIC播種性血管内凝固症候群重い感染症やがんなどをきっかけに、全身の血管で血のかたまりができ、同時に出血しやすくなる危険な状態。
- DVT深部静脈血栓症足などの深い静脈に血のかたまり(血栓)ができる病気。はがれて肺に詰まると肺塞栓症になる。
- HT高血圧血圧が高い状態が続く病気。脳卒中や心臓病の大きな原因になる。
- ICD植込み型除細動器命にかかわる不整脈を感知すると、自動で電気ショックを与える体内に植え込む機器。
- PAC心房期外収縮心房から予定より早く出る拍動。
- PCI経皮的冠動脈インターベンションカテーテルを使い、狭くなった冠動脈を風船やステントで広げる治療。
- PE肺塞栓症血栓などが肺の動脈に詰まる病気。急な息苦しさや胸の痛み、SpO2の低下が起こる。
- PMペースメーカー脈が遅くなりすぎないよう、電気刺激で心臓を動かす機器。
- PVC心室期外収縮心室から予定より早く出る拍動。脈が飛ぶように感じる。
- SSS洞不全症候群心臓のリズムを作る洞結節の働きが落ち、脈が遅くなったり止まったりする病気。
- VF心室細動心室がけいれんのようにふるえ、血液を送り出せなくなる、命にかかわる不整脈。
- VT心室頻拍心室から速い刺激が出続ける不整脈。VFに移ることがあり危険。
脳神経・認知症16語
- ADアルツハイマー型認知症認知症で最も多いタイプ。新しいことを覚えられない物忘れから始まることが多い。
- ALS筋萎縮性側索硬化症体を動かす神経が少しずつ失われ、手足・飲み込み・呼吸の筋肉が弱っていく病気。
- BPSD認知症の行動・心理症状認知症に伴う、不安・興奮・妄想・徘徊・介護への抵抗などの症状。
- CI脳梗塞脳の血管が詰まり、その先の脳に血液が届かなくなって脳が傷む病気。
- CVA脳血管障害(脳卒中)脳の血管が詰まる・破れることで起こる病気の総称。脳梗塞・脳出血・くも膜下出血を含む。
- DLBレビー小体型認知症実際にはないものが見える(幻視)、パーキンソン症状、日による調子の波が特徴の認知症。
- FTD前頭側頭型認知症性格や行動の変化(社会のルールが守れない、同じ行動をくり返すなど)が目立つ認知症。
- HDS-R改訂長谷川式簡易知能評価スケール日付・記憶・計算などの質問で、認知機能を30点満点で評価する検査。
- ICH脳出血脳の中の血管が破れて出血する病気。高血圧が大きな原因。
- MCI軽度認知障害物忘れなどはあるが、日常生活にはあまり支障がない、認知症の手前の状態。
- MMSEミニメンタルステート検査記憶・言葉・図形を書くなどの課題で、認知機能を30点満点で評価する検査。
- PDパーキンソン病脳のドパミンを作る神経が減り、ふるえ・動作が遅い・筋肉のこわばり・転びやすさが出る病気。
- SAHくも膜下出血脳を包む膜(くも膜)の下に出血する病気。多くは脳動脈瘤の破裂による。突然の激しい頭痛が典型。
- SCD脊髄小脳変性症小脳などの神経が少しずつ失われ、ふらつきや手足の動きのぎこちなさ、話しにくさが出る病気。
- TIA一過性脳虚血発作脳梗塞と同じような症状が出て、短い時間で消える発作。脳梗塞の前ぶれのことがある。
- VaD血管性認知症脳梗塞や脳出血などが原因で起こる認知症。できることとできないことの差(まだら)が出やすい。
消化器・栄養17語
- CART腹水濾過濃縮再静注法抜いた腹水をろ過・濃縮して、たんぱく質などを体に戻す治療。
- DU十二指腸潰瘍十二指腸の粘膜が深く傷つく病気。空腹時の痛みが出やすい。
- GEグリセリン浣腸グリセリン液を肛門から入れて、排便をうながす浣腸。
- GERD胃食道逆流症胃の内容物が食道に逆流し、胸やけや呑酸(すっぱいものが上がる)が起きる病気。
- GU胃潰瘍胃の粘膜が深く傷つく病気。ピロリ菌や痛み止め(NSAIDs)が原因になることがある。
- HCC肝細胞がん肝臓の細胞からできるがん。慢性肝炎や肝硬変から起こることが多い。
- HEN在宅経腸栄養自宅で、胃ろうや経鼻胃管などから栄養剤を入れる方法。
- HPN在宅中心静脈栄養自宅で、中心静脈から点滴で栄養を入れる方法。
- IVH中心静脈栄養中心静脈から、濃い栄養の点滴を入れる方法。TPNとほぼ同じ意味で、日本でよく使われる言い方。
- LC肝硬変長年の肝臓の炎症で肝臓が硬くなり、働きが落ちた状態。
- NG経鼻胃管鼻から胃まで通す管。栄養の注入や、胃の内容物を外に出すために使う。
- NST栄養サポートチーム医師・看護師・管理栄養士・薬剤師などで、栄養状態の悪い患者を支える多職種のチーム。
- PEG経皮内視鏡的胃ろう造設術(胃ろう)内視鏡を使ってお腹に小さな穴を開け、胃に直接栄養を入れる管(胃ろう)を作る方法。胃ろうそのものを指して使うことも多い。
- PPN末梢静脈栄養手や腕などの細い静脈から、栄養の点滴を入れる方法。入れられる栄養の量には限りがある。
- PTEG経皮経食道胃管挿入術首から食道を通して胃に管を入れる方法。胃ろうが作れない人などに行う。
- TPN完全静脈栄養(中心静脈栄養)口や腸から栄養をとれないときに、中心静脈から必要な栄養をすべて点滴で入れる方法。日本では「IVH」とも呼ばれる。
- UC潰瘍性大腸炎大腸の粘膜に炎症や潰瘍ができる、指定難病の一つ。下痢や血便をくり返す。
腎臓・泌尿器8語
- AKI急性腎障害数時間〜数日のうちに、腎臓の働きが急に落ちる状態。
- BPH前立腺肥大症前立腺が大きくなり、尿が出にくい・回数が多いなどの症状が出る病気。
- CAPD連続携行式腹膜透析1日に数回、自分で透析液を交換する腹膜透析の方法。
- CIC清潔間欠導尿自分や家族が、一定の時間ごとに細い管を入れて尿を出す方法。
- CKD慢性腎臓病腎臓の働きが落ちた状態や、尿たんぱくなどの異常が3か月以上続く状態。
- HD血液透析血液を体の外に出し、機械(ダイアライザー)できれいにして戻す治療。通常は週3回、通院して行う。
- PD腹膜透析お腹の中に透析液を入れ、腹膜を通して血液をきれいにする方法。自宅で行える。
- UTI尿路感染症膀胱や腎臓など、尿の通り道に起こる感染症。
内分泌・代謝5語
感染症11語
- CDIクロストリディオイデス・ディフィシル感染症抗菌薬を使ったあとなどに、腸の中でC.difficileという菌が増えて下痢を起こす感染症。
- ESBL基質特異性拡張型βラクタマーゼ産生菌多くの抗菌薬を分解する酵素を作る菌。尿路感染などで見つかることがある。
- HBVB型肝炎ウイルス血液や体液を通して感染する肝炎のウイルス。
- HCVC型肝炎ウイルス主に血液を通して感染する肝炎のウイルス。長く続くと肝硬変や肝がんの原因になる。
- HIVヒト免疫不全ウイルス免疫の働きを担う細胞に感染するウイルス。治療を続ければ、長く安定して生活できる。
- ICN感染管理看護師感染管理を専門とする看護師。感染管理認定看護師などがいる。
- ICT感染対策チーム病院などで、感染の予防と対策を進める多職種のチーム。
- MRSAメチシリン耐性黄色ブドウ球菌多くの抗菌薬が効きにくくなった黄色ブドウ球菌。
- PPE個人防護具手袋・マスク・ガウン・ゴーグルなど、感染から身を守るための道具。
- SSI手術部位感染手術でできた傷やその周りに起こる感染。
- TB結核結核菌による感染症。主に肺に起こり、せきや痰で人にうつる。
検査・検査値48語
- Albアルブミン血液中の主要なたんぱく質。栄養状態や肝臓の働きの目安になり、低いとむくみやすくなる。
- ALPアルカリホスファターゼ肝臓・胆道・骨などに含まれる酵素。胆汁の流れが悪いときや、骨の病気で上がる。
- ALTアラニンアミノトランスフェラーゼ主に肝臓に含まれる酵素。肝臓の細胞が傷つくと血液中に増える。以前は「GPT」と呼ばれた。
- APTT活性化部分トロンボプラスチン時間血液が固まるまでの時間を、PTとは別の経路で測る検査。ヘパリンの効き具合の目安になる。
- ASTアスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ肝臓や心臓、筋肉などに含まれる酵素。これらの細胞が傷つくと血液中に増える。以前は「GOT」と呼ばれた。
- BNP脳性ナトリウム利尿ペプチド心臓に負担がかかると心臓から出るホルモン。心不全の状態の目安になる。
- BUN尿素窒素たんぱく質が分解されてできる老廃物の量。腎臓の働きが落ちたときや、脱水で高くなる。
- Caカルシウム骨や筋肉、神経の働きにかかわる電解質。
- CF下部消化管内視鏡(大腸カメラ)肛門から内視鏡を入れて、大腸を調べる検査。
- CKクレアチンキナーゼ筋肉に多く含まれる酵素。筋肉が傷ついたとき(転倒・長時間の圧迫・心筋梗塞など)に増える。
- Clクロール体の水分や酸とアルカリのバランスにかかわる電解質。
- Crクレアチニン筋肉から出る老廃物。腎臓の働きが落ちると血液中に増える。
- CRPC反応性たんぱく体の中に炎症があると増えるたんぱく質。感染症などの炎症の目安になる。
- CTコンピューター断層撮影X線を使って、体を輪切りにした画像を撮る検査。
- CTR心胸郭比胸部レントゲンで、胸の幅に対する心臓の幅の割合。心臓が大きくなっているかの目安。
- D-dimerDダイマー血のかたまり(血栓)が溶けるときにできる物質。血栓がある可能性を調べる目安。
- ECG心電図心臓の電気の動きを記録する検査。不整脈や心筋梗塞などを調べる。ドイツ語由来の「EKG」とも書く。
- EF駆出率心臓が1回の拍動で、たまった血液のうち何%を送り出せているかを表す数値。心エコーで測る。
- eGFR推算糸球体ろ過量クレアチニンと年齢・性別から計算した、腎臓が血液をろ過する力の推定値。
- FT4遊離サイロキシン甲状腺から出るホルモンのうち、働ける状態のもの。
- GF上部消化管内視鏡(胃カメラ)口や鼻から内視鏡を入れて、食道・胃・十二指腸を調べる検査。
- Hbヘモグロビン(血色素)赤血球の中にある、酸素を運ぶたんぱく質の量。低いと貧血。
- HbA1cヘモグロビン・エーワンシー過去1〜2か月の平均的な血糖の状態を表す検査値。
- HDL-CHDLコレステロールいわゆる「善玉コレステロール」。余分なコレステロールを回収する。
- Htヘマトクリット血液のうち、赤血球が占める割合(%)。貧血で低く、脱水で高くなることがある。
- Kカリウム筋肉や心臓の働きにかかわる電解質。高すぎても低すぎても不整脈の原因になる。
- LD乳酸脱水素酵素体のさまざまな細胞に含まれる酵素。細胞が傷つくと血液中に増える。「LDH」とも書く。
- LDL-CLDLコレステロールいわゆる「悪玉コレステロール」。多すぎると動脈硬化の原因になる。
- MRI磁気共鳴画像強い磁気と電波を使って、体の中を画像にする検査。X線は使わない。
- Naナトリウム体の水分量や神経の働きにかかわる電解質。
- NH3アンモニアたんぱく質が分解されてできる物質。肝臓で処理されるため、肝臓の働きが落ちると増え、意識の変化(肝性脳症)の原因になる。
- PaCO2動脈血二酸化炭素分圧動脈血に溶けている二酸化炭素の量(圧)。呼吸がうまくできていないと上がる。
- PaO2動脈血酸素分圧動脈血に溶けている酸素の量(圧)。血液ガス検査で測る。
- Plt血小板数血液中の血小板の数。血を固めて出血を止める働きがある。
- PTプロトロンビン時間血液が固まるまでの時間を測る検査。肝臓の働きや、抗凝固薬の効き具合の目安になる。
- PT-INRプロトロンビン時間国際標準比血液の固まりやすさを表す値。ワルファリンを飲んでいる人の薬の量を決めるのに使う。
- RBC赤血球数血液中の赤血球の数。酸素を全身に運ぶ。
- STST部分(心電図)心電図のQRS波の終わりからT波の始まりまでの部分。心室の興奮が終わり、回復が始まるまでにあたる。上がったり下がったりすると、心筋の血流不足(虚血)などを疑う。
- T-Bil総ビリルビン古くなった赤血球が壊れてできる黄色い色素の量。高いと黄疸(皮膚や白目が黄色くなる)が出る。
- TG中性脂肪血液中の脂肪の一種。食事やお酒の影響を受けやすい。
- TP総たんぱく血液中のたんぱく質の総量。栄養状態などの目安。
- TSH甲状腺刺激ホルモン脳下垂体から出て、甲状腺にホルモンを作るよう指示するホルモン。甲状腺の働きを調べるのに使う。
- UA尿酸体の中でプリン体が分解されてできる物質。高い状態が続くと痛風の原因になる。
- UCG心臓超音波検査(心エコー)超音波で心臓の動きや弁、大きさを調べる検査。
- US超音波検査(エコー)超音波を当てて体の中を画像で見る検査。痛みや被ばくがない。
- WBC白血球数血液中の白血球の数。体を感染から守る細胞で、感染や炎症で増え、抗がん剤などで減る。
- XPX線撮影(レントゲン)X線を使って撮る画像検査。胸部や骨の撮影でよく使う。
- γ-GTPガンマ・ジーティーピー肝臓や胆道の異常、飲酒などで上がる酵素。
薬・投与12語
- ARBアンジオテンシンII受容体拮抗薬血圧を下げる薬のグループ。心臓や腎臓を守る目的でも使われる。
- CCBカルシウム拮抗薬血管を広げて血圧を下げる薬のグループ。アムロジピンなど。
- DIV点滴静脈注射点滴で、時間をかけて静脈に薬や水分を入れる方法。
- DOAC直接経口抗凝固薬血を固まりにくくする飲み薬のうち、ワルファリン以外の新しいタイプ。心房細動の脳梗塞予防などに使う。
- IM筋肉注射筋肉の中に薬を入れる注射。
- IV静脈注射静脈に直接薬を入れる注射。効き目が早く出る。
- NSAIDs非ステロイド性抗炎症薬ロキソプロフェンやイブプロフェンなど、痛み・熱・炎症を抑える薬のグループ。
- PCA自己調節鎮痛法痛いときに本人がボタンを押すと、決められた量の鎮痛薬が追加で入る仕組み。
- po経口(口から飲む)薬を口から飲むこと。内服。
- PPIプロトンポンプ阻害薬胃酸の分泌を強く抑える薬。胃潰瘍や逆流性食道炎の治療、痛み止めによる胃の荒れの予防に使う。
- SC皮下注射皮膚と筋肉の間(皮下)に薬を入れる注射。インスリンなどで使う。
- TDM治療薬物モニタリング血液中の薬の濃度を測り、効き目と副作用のバランスをみて量を調整すること。
処置・医療機器8語
- CV中心静脈カテーテル首・胸・足の付け根などの太い静脈から入れて、心臓の近くまで先端を置くカテーテル。濃い栄養や薬を入れるのに使う。
- CVP中心静脈圧心臓の近くの太い静脈の圧。体の水分量や心臓の働きの目安になる。
- DESIGN-R褥瘡の評価スケール日本褥瘡学会が作った、褥瘡の深さ・浸出液・大きさ・炎症・肉芽・壊死組織・ポケットを点数で評価する方法。最新版はDESIGN-R®2020。
- DTI深部損傷褥瘡皮膚の表面はあまり傷ついていないのに、深いところの組織が傷んでいる褥瘡。紫や暗い赤色に見えることがある。
- Frフレンチ(カテーテルの太さ)カテーテルや管の太さ(外径)を表す単位。1Frは約0.33mm。数字が大きいほど太い。
- MDRPU医療関連機器圧迫創傷医療機器(NPPVのマスク、酸素チューブ、弾性ストッキング、ギプスなど)が当たって起こる皮膚の傷。
- PICC末梢挿入型中心静脈カテーテル腕の静脈から入れて、先端を心臓の近くまで届かせるカテーテル。
- SBチューブSBチューブ食道静脈瘤からの出血を、風船で圧迫して止めるための管。
精神科27語
- ACT包括型地域生活支援プログラム重い精神障害のある人が地域で暮らせるよう、多職種のチームが24時間体制で訪問して支える仕組み。
- ADHD注意欠如・多動症不注意・多動・衝動性の特性がある発達障害の一つ。大人になってから気づくことも多い。
- ASD自閉スペクトラム症対人関係やコミュニケーションの特性、こだわりや感覚の敏感さ・鈍さがある発達障害の一つ。
- AUDアルコール使用障害お酒の飲み方を自分でコントロールできず、健康や生活に問題が出ている状態。アルコール依存症を含む。
- BD双極症(双極性障害)気分が高くなる時期(躁状態)と、落ち込む時期(うつ状態)をくり返す病気。
- BZベンゾジアゼピン系薬不安を和らげたり眠りを助けたりする薬のグループ。
- CBT認知行動療法考え方のくせ(認知)と行動に目を向け、気持ちを楽にする方法を練習していく心理療法。
- CP換算クロルプロマジン換算種類の違う抗精神病薬の量を、クロルプロマジンという薬の量に置き換えて比べる方法。
- DSM精神疾患の診断・統計マニュアルアメリカ精神医学会が作った、精神疾患の診断基準。
- ECT電気けいれん療法麻酔をかけたうえで、頭に短い電気刺激を与える治療。重いうつ病などで行う。現在は筋弛緩薬を使う「修正型(m-ECT)」が主流。
- EPS錐体外路症状主に抗精神病薬の副作用で起こる、ふるえ・動作が遅い・じっとしていられない(アカシジア)・体のこわばりなどの症状。
- GAD全般不安症(全般性不安障害)さまざまなことへの過剰な心配が長く続き、自分では止めにくい状態。
- GAF機能の全体的評定精神的な症状と、社会・仕事・生活の機能をあわせて、0〜100点で評価する尺度。
- LAI持効性注射剤1回の注射で2週間〜数か月ほど効果が続く、抗精神病薬の注射。毎日の服薬の負担を減らせる。
- Liリチウム(炭酸リチウム)双極性障害の治療に使う気分安定薬。
- MDDうつ病(大うつ病性障害)気分の落ち込みや興味の低下が長く続き、生活に支障が出る病気。
- NMS悪性症候群抗精神病薬などで起こる、まれだが重い副作用。高熱・強い筋肉のこわばり・意識の変化・発汗などが出る。
- OCD強迫症(強迫性障害)頭から離れない考え(強迫観念)と、それを打ち消すための行動(確認・手洗いなど)をくり返してしまう病気。
- OD過量服薬薬を決められた量より多く飲むこと。精神科では、自分を傷つける目的での大量服薬を指すことが多い。
- PSW精神保健福祉士精神障害のある人の生活や社会参加を支援する国家資格の専門職。2020年に職能団体が英語表記を「MHSW(Mental Health Social Worker)」に変えたが、現場では今もPSWと呼ぶことが多い。
- PTSD心的外傷後ストレス症(心的外傷後ストレス障害)命にかかわるような強い体験のあとに、その場面がよみがえる・避ける・緊張が続くなどの状態が続くもの。
- SNRIセロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬うつ病などに使う抗うつ薬のグループ。痛みの治療に使われるものもある。
- SSRI選択的セロトニン再取り込み阻害薬うつ病や不安症などに使う抗うつ薬のグループ。
- SST社会生活スキルトレーニング人とのやりとりや生活の場面を練習し、地域で暮らすための力を身につける訓練。
- SZ統合失調症幻覚や妄想、考えがまとまらない、意欲が出にくいなどの症状が出る病気。施設によって「S」「Schizo」などとも書く。
- TD遅発性ジスキネジア抗精神病薬を長く飲んでいる人に起こる、口をもぐもぐさせる・舌が動くなどの自分で止められない動き。
- WRAP元気回復行動プラン自分が元気でいるための工夫や、調子を崩しかけたときの対処を、自分で書き出しておくプラン。
がん・緩和ケア11語
- BSCベスト・サポーティブ・ケアがんそのものへの積極的な治療は行わず、症状を和らげて生活の質を保つことに集中するケア。
- CR完全奏効治療で、がんの病変がすべて消えた状態。
- Krがんがんのこと。ドイツ語由来の言い方。
- meta転移がん細胞が、最初にできた場所から別の臓器に広がること。
- PCU緩和ケア病棟がんなどによる苦痛を和らげることに専念する病棟。ホスピスとも呼ばれる。
- PD進行(病勢進行)治療をしても、がんが大きくなった、または新しい病変が出た状態。
- PR部分奏効治療で、がんの病変が一定以上(一般に30%以上)小さくなった状態。
- PSパフォーマンス・ステータス全身状態を0(問題なく活動できる)〜4(まったく動けず、終日ベッドで過ごす)の5段階で表す指標。
- RT放射線治療放射線を当てて、がん細胞を小さくする治療。痛みを和らげる目的でも行う。
- SD安定(病勢安定)治療後、がんが大きくも小さくもなっていない状態。
- TNMTNM分類がんの広がりを、T(もとの腫瘍の大きさ・広がり)・N(リンパ節への転移)・M(遠くへの転移)で表す分類。
整形・リハビリ12語
- FWB全荷重けがや手術をした足に、体重をすべてかけてよいこと。
- Fx骨折骨が折れること。
- LCS腰部脊柱管狭窄症背骨の中の神経の通り道が狭くなり、足のしびれや痛みが出る病気。歩くと痛くなり、休むと楽になること(間欠性跛行)が特徴。
- MMT徒手筋力テスト筋肉の力を、手で抵抗をかけて0〜5の6段階で評価する方法。
- NWB免荷けがや手術をした足に、体重をかけてはいけないこと。
- OA変形性関節症関節の軟骨がすり減り、痛みや変形が起こる病気。膝や股関節に多い。
- PWB部分荷重けがや手術をした足に、決められた量だけ体重をかけてよいこと。「1/3荷重」のように指示される。
- RA関節リウマチ免疫の異常で、関節に炎症が起こり、腫れや痛み・変形が起こる病気。
- ROM関節可動域関節が動く範囲。「ROM訓練」は関節が固まらないように動かす練習。
- THA人工股関節全置換術傷んだ股関節を、人工の関節に置き換える手術。「THR」とも書く。
- TKA人工膝関節全置換術傷んだ膝関節を、人工の関節に置き換える手術。「TKR」とも書く。
- W/C車いす車いすのこと。記録で「W/C移乗」「W/C自走」などと書く。
一般的な意味をまとめた参考情報です。略語の使い方は施設や診療科によって違うことがあります。実際の対応は、所属施設のルールと医師・薬剤師の指示に従ってください。
